校長挨拶
挨拶
「ご挨拶」
第25代校長
野尻 友佳子
令和5年8月より、伝統ある羽水高校に勤務させていただくことになりました野尻友佳子と申します。長きにわたり築いて来られた伝統を重んじながらも、その時代々々のニーズに応じた変革を重ね、昨年度には創立60年を迎えた羽水高校の一員となることができましたことは大きな喜びです。同窓会の皆様には、平素より本校教育の充実・発展のために多大なるご協力とご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。現在の生徒たちのバックには58代もの同窓生の皆様がついていてくださると考えると、この上ない心強さを感じます。
私の就任後ほどなく、学校祭が開催されました。初日のフェニックスプラザでは、文化部のレベルの高い活動成果と、練習を重ねたダンスやファッションの発表、そして観客席の生徒たちの熱心な鑑賞態度と惜しみない拍手に感銘を受けました。2日目の校内祭でも工夫を凝らした教室展示や文化部の発表、体育館ステージ、模擬店等、生徒たちの笑顔を見ることができました。最終日の体育祭では、各色の応援、デコレーションともにそのレベルの高さに感激し、楽しい競技と真剣なリレーに生徒たちの歓声が上がり、幸せな気持ちになりました。学校祭を立派に作り上げることのできる集団は、学習はじめ様々な面で力を発揮できることと、頼もしさを感じます。
今年度はようやくコロナ禍の制限も廃し、保護者、卒業生の皆様にも多く来校いただくことができ、校内祭では育成会の皆様の模擬店も開催していただきました。その他の学校行事としては、コロナ禍で中止となっていた伝統行事の「強歩大会」を4年ぶりに実施できたと聞いております。
このように、同窓生の皆様が築いて来られた羽水高校の伝統は、今年もすばらしい形で引き継がれておりますので、どうぞご安心ください。今後は、学校祭をはじめとする学校行事や日常の活動にも、同窓会の方々も多くご参加いただける機会を設けたいと考えております。
創立60年を迎えた昨年度には、探究特進科を新設し、2つの学科をもつ、2学期制、進学型単位制の高校として新しいスタートを切りました。設備面では、プロジェクターによる壁面投影ができ、机やイスのレイアウトも簡単に変えられる「探究ルーム」が完成し、授業の他、探究活動や外部交流などの最適の場となっています。同窓会様からは、第一体育館ステージ上のスクリーンとプロジェクターを寄贈していただき、学校行事、説明会などで活用しています。
かつてない変化に直面し、先の見えないこの時代、これからの社会を生き抜く力の修得を目標に、私たち教職員一同も羽水高校の一層の発展に努めてまいります。本校の更なる飛躍と、生徒たちの持てる能力の最大限の伸長のために、変わらぬご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。